純情☆デビル
新菜と粋羅君と早耶と正信の方を見た。


正信と粋羅君は親指を立てて、ニコニコしっぱなし。


早耶はピースをしてて、新菜は右目をウインクしてる。


4人を見て、関波君はウソなんかついてないと確信する事が出来た。


「お前はこんな無愛想な男、嫌いかもしれないけど……」


「ううん………」


すぐさま関波君の自嘲の言葉を遮り、満面の笑みを浮かべた。


私さっきまで泣いてたのに……ね。


やっと言える――――…私の大事な気持ち。


「関波君、ありがとう」


「豊平…?」


「私も、アナタが好きです………」
< 379 / 467 >

この作品をシェア

pagetop