純情☆デビル
関波君に向かって、ハッキリと答えた。


「………マジで?」


“ウソだろ?”という感じで聞き返され、頭を横に振った。


「本当だよ//////」


私がそう言うと、関波君はニヤッと笑って、私の耳元で囁く。


「天使だけど悪魔みたいなオレから、逃げられると思うなよ?」


――――逃げたりしない。


だって私は……天使なのに悪魔みたいな関波君も、天使のイメージ通り優しい関波君も


大好きなんだから。


「関波君こそ、覚悟しといてね!」


最上級の笑顔にさせてくれたアナタを


今度は私が笑顔に導くよ―――…
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