いつか会えるね
「あの真ちゃんがねぇ、お気に入りなの。」

「お気に入りって…。吉田さんいるじゃないですか。」

「いいじゃん。お気に入りなだけだもーん。何もないよぉ。6つも下よ?」

「確かに~。」

「あれ?真ちゃん、終わり?」

見ると、真ちゃんという子は、エプロンをとって、上着を着ていた。

「はい。今日は8時までっす。」

「じゃあ、飲もうよ~!ちょっと飲んで帰りなよ!」

まじですかぁ?

大学生と飲むんですかっ?

こっちをチラッと見る。

「いいっすか?」

「あっ。はい。どうぞ。」

「あっ。じゃあ、友達呼んでみようかな。」

携帯を持って、外へ出て行く。

「あれ…。自分が一人じゃ恥ずかしいんだよ。かわいいよねぇ。」

「えっ。そうなんですか?」

そうは見えなかったけど…。

しかし、恥ずかしいなら、断れば良いのに。

やっぱり、佐藤さん可愛いから、お近付きになりたいのかな…?




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