いつか会えるね
☆☆☆


秋風が冷たい。

首に巻き付けたストールを、口元まで上げる。

もう冬のコートを着たいくらいだ。

さすがに、12月までは、我慢しないと…。


「景子!」

ハートマークがつきそうな呼びかけに、振り向いた。

「佐藤さん…。」

振り向かなくても、わかるんだけどね。

「おはようございます。」

「おはよっ。どうだったぁ?」

「うーん。いい感じです!」

「いいねぇ~。」

「…キスしちゃいました。」

「いやぁん。付き合う事になったのね!良かったぁ!」

「…そういえば、付き合おうって言われてない…。」




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