魔界動乱期
「ぬぐっ、こ、これは……?鏡!?」

ロイドはすり抜けさせないように、光を反射する氷の鏡でシールドを張ったのだ。激突の衝撃で一瞬動きの止まるギガ。

「終わりだ!」

部屋一面に水が発生し、そしてそれはあっという間に凍りつく。
氷の鏡で閉じ込められたギガはその場を動けず、自らの体が凍結するのを待つのみであった。

圧倒的な勝利。
手の届かなかったギガを、全く寄せ付けずにロイドは静かに部屋を出た。

そのとき、部屋から爆発音が鳴り響いた。

「なんだ?何が起こっている!?」

二度、三度、そして氷とともに部屋の壁も吹き飛び、外の景色が顔を出す。

「ロイドよ、あれで倒したつもりか?」

ギガは水が凍りつく瞬間雷化を解き、生身の肉体に戻った。
外に雷を発生出来ない状態のギガは、体内に二対の雷を発生させ、互いをぶつけたのだ。
雷同士の激突によって生じる爆発。
当然、体内で爆発を起こしたギガもただでは済まない。

しかし、ギガは爆弾の瞬間に雷化することで、ダメージをゼロのまま脱出したのだ。
そしてギガは、遮るもののない外へと飛び出した。
最悪の展開である。
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