きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】
「莉子、まず、ソレを捨てろ!」


顔を歪めた圭輔が、ゴミ箱を指さした。


「は、はいっ」


思わずシャキシャキ返事をして、すぐさまティッシュをゴミ箱に捨てたあたし。


そんなあたしを確認してから、圭輔は自信たっぷりに言い放った。


「普通、マジじゃなきゃ、兄貴になんか言わねぇだろ」


「…………。
そ……そ……そうかなぁ?」


「つか、俺だったら、わざわざ言わねぇ」


「…………」
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