きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】
「あ……はははは……。
あれ?
圭輔、怒ってる?」


「怒ってる」


「えぇ?
冗談だよね?
そんなことで怒る圭輔くんじゃないもんね?」


もみ手をしながら、思いっきり猫なで声を出したあたしに……。


「悪いけど、俺。
そんなことで怒るヤツだし。
超根に持つヤツだから」


圭輔はあたしの襟首を掴むと、視聴覚室に向かって歩き出し、低い声であたしに告げた。


「おわびに、莉子。
ひとりで視聴覚室の片付けしてこいよ」



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