きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】
「友達に付き合って行ったときは、オレ、外で待ってたし。
莉子から見えないところで、オレだけ勝手に見てた感じ」


「……う、そ……」


「だから、オレ。
すぐに莉子と付き合ったんだけど。
そんな女と……。
んな簡単に別れるわけねーだろ?」


そう言いながらあたしを抱き寄せて……。


蒼空くんは、あたしの頬にキスをした。


「むしろ、もっともっと好きになった」


「……えっ……」


「莉子の唇を奪ったアイツは許せないけど……。
でも、またこうして莉子と会えたから……。
そういった意味では、アイツに感謝」
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