秘密の関係。

―………

「うぅ…鼻血が止まんないよお…」

さすがに、あのおでこタッチはやばかった。

ちっちゃい頃によくやったけど………


私はよく充を世話していた。よくっていうか、ほぼ。

父は私達が小さい頃に死んじゃって、母は私達をおいて、アメリカに彼氏探しの旅行。

で、結局、充の母代わりは私しかいないわけで。

お金は銀行から取り出せたし、なに不自由ない生活だったけど、

やっぱり充は…私がいないと何も出来ない子になっちゃって。

まあ私達も高二と高一の兄弟なんだもん。

いろいろ思春期とかあるし、姉ばなれの時期かな…って、最近不安になる。

私も彼氏欲しいしね…

こんなに弟に尽くしてたら、彼氏どころか青春さえ終わっちゃう気がする。

< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop