秘密の関係。
「や!!やめてよ!!」

ドカッ

「ぐはっ…痛って…」

私は気が付けば、充のお腹に腹パンチをしていた。

「あっ!!ご…ごめん」
「姉ちゃん…最近まじおかしい…」



そう。最近…私は悩んでいる。

それは、充が妙に色っぽい事と…最近の私は弟と接触するだけでドキドキする。

気のせいかな―…?



「姉ちゃん?何ボーっとしてるんだよ」
「え?あ、ううん、別に…」
「…あのさ」
「ん」
「もう、8時だけど」

………………あ。

「やば!!今日は美和と行く約束してるんだった、行って来まーす!!」

やばい、やばい。遅れちゃう。

充は、ふと、私の腕を掴んだ。

「ちょっと待って」
「な…なに?」

早くしないと遅れちゃうんだけど……

「はい。行って来ますのおでこタッチ」

コツン。

充は自分のおでこを、私のおでこにあてた。

………………

………………

………………

「ぎゃふん!!」
「え…姉ちゃん!?」
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