甘いのは苦手です。
「私は、こんなんだから小さい頃から相手にしてくれたのは葵依ぐらいだったから嬉しかった。引越ししてからも深柑とは連絡してたろ?入る隙も無かったし忘れるしかないと…」

気付かなかった。
ユズは俺なんか興味が無いのかと思っていた。
だから小さい頃、ユズに疎ましくされても話しかけた。

「頭から離れたと思った時に
お前が、ここに現れたから…」
「恋しくなった?」

そっぽ向かれたユズのオデコにキスを落とす。

「ユズ、好き」

「あっそ」

ユズの唇に重ねる。
ユズも受け入れてくれる。




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