イケメン御曹司の秘密の誘惑
ただ…あなたが、好きなだけ。
それだけよ。
――――二ヶ月前…。
取引先から戻り駐車場に車を停めて降りると、空には満天の星。
見上げてフッとため息を漏らす。
新規のプロジェクトを組んで順調に進んでいたロボットの開発企画が、下請け会社ごと九条電子に持っていかれた。
あの開発には俺の長年に渡る研究が組み込まれているのに。
買収の予兆も、気配もなくあっさり取り去られ、ただ唖然とするしかなかった。