イケメン御曹司の秘密の誘惑

俺は…何をしているんだろう。
比奈子に男が出来れば、万々歳じゃないか。

何も考えずに、結婚出来るじゃないか。

愛なんて、必要ないだろ?
研究を取り返す手段だろ?

…泣きたい気持ちになるなんて。
やっぱり初めに思った通り、比奈子は危険な女だった。

俺が遊びで付き合えるような甘い女じゃなかった。

比奈子が悪いんだ。
全部、彼女が仕組んだ……、


「潤!!」

その時、部屋のドアが乱暴に開き、比奈子が飛び込んできた。




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