イケメン御曹司の秘密の誘惑

…俺は、弱くて狡い男だ。
目の前の餌に我慢など効かない。


―――「俺が…愛しているのは…、
あなただけですよ、…冴子さん」

冴子の顎を優しく持ち上げ、そっと唇を重ねる。

……俺も…お前など必要ない。
心が揺れるのは、今まで持っていたものに対する単なる愛着だ。


―――君に、羽をもがれる前に

自分から、悪魔と契約するさ―――



「潤さん…」

離した唇が再び重なる。

………これでいい。
これで思い通りに……なった…。




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