イケメン御曹司の秘密の誘惑

―――

『本日はお忙しい中、沢山の皆様にお集まりいただきまして大変有り難うございます。

只今より、武島潤、九条冴子、両人の婚約披露発表会を開催致します』

軽快ににこやかに司会の男がマイクに向かって話す。

俺は曖昧に微笑みながら、冴子と並んで舞台のセットに座っていた。

会場の中は、数百人はいそうな人々が一斉に俺達を見ている。

………この中に…一人でも気が付く奴がいるだろうか。
俺の心中に。





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