美しいあの人
確信した。
確かめたかったが、
松井さんは自分の思いつきがはたしてうまく行くかどうかも確信が持てずにいた。
なので、
あたしにも会わず、
せんばづるにも行かず、
ひたすらに小人さんの書いたものを読み続け、
赤を入れ、人に読ませ、計画を練り続けていた。
松井さんの中で思いつきが確信に変わった時、
彼はあたしをせんばづるへ呼び出したのだ。
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