Nocturne



「ちょっ、樹里!」



脇が弱い竜也は、


「わかった!わかったから!!」



すぐに音を上げて、少しだけ開けてくれた。

ザマ―ミロ!
だなんて心の中で思って私も座った。


竜也は弟には思えない。

クソ生意気で可愛くないし。


もう身長も何もかもちゃっかり私を越しちゃってるし、

お母さん似の童顔な私と、お父さん似のキリっとした顔立ちの竜也と2人で歩いていれば『カップルですよね?』と間違えられることもしばしば。



< 9 / 189 >

この作品をシェア

pagetop