Nocturne
「ちょっ、樹里!」
脇が弱い竜也は、
「わかった!わかったから!!」
すぐに音を上げて、少しだけ開けてくれた。
ザマ―ミロ!
だなんて心の中で思って私も座った。
竜也は弟には思えない。
クソ生意気で可愛くないし。
もう身長も何もかもちゃっかり私を越しちゃってるし、
お母さん似の童顔な私と、お父さん似のキリっとした顔立ちの竜也と2人で歩いていれば『カップルですよね?』と間違えられることもしばしば。