赤龍が惚れた女
「え?」
「俺はお前が好きだ」
廉が…私を好き?
ないよね。聞き間違えだよね。
「聞き間違えじゃねぇぞ。俺はお前に惚れた。お前は?」
私は…私は…
少しの事に嫉妬して
なにがあったらすぐ助けに来てくれて
廉の笑った顔が好きで
優しいくて面白い廉が好きだ
「私…もっ廉が…好きっ」
「なら良かった(笑)ったく。泣くなよー」
廉は抱きしめながら
笑っていた
「けど…さっきの女の人…誰?」
「あぁ。姉貴。また男に振られたんだってよ(笑)」
「え?じゃあれって…」
「ったく。ちゃんと聞かねーから」
「そんな~(泣)」
廉はずっと笑っていた