俺様天使とのキスまであと指輪一個分。
見渡す限りの砂漠。

不格好な岩が散らばり行く手を拒んでいるようだ。



厚い雲が空を覆い尽くしていて、薄暗いので尚更歩きづらい。



以前は豊かな土地だったことを象徴するかのように、枯れ果てた木や動物の死骸が転がっていた。




「ここが………アレオン」


「地球の…未来…」



予想以上の荒れ果てた国に、三人は呆然とした。








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