運命のヒト

目だけで人が殺せそうな大我と、銃口を突き付けられても顔色ひとつ変えなさそうなシロ。対照的だけど、どちらも同じくらい恐ろしい。


「一応、確認しとく。合意の上とか言わねぇよな?」


先に言葉を発したのは、大我の方だった。声が冷静な分、よけいに怖い。

シロも負けじと冷静な声で答えた。


「見ての通りだけど?」


次の瞬間には、すごい勢いで玄関を上がってきた大我がシロの胸ぐらをつかんでいた。


「大我っ!!」

あたしは必死でふたりを引きはがそうとする。

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