運命のヒト

『あ、俺、大我くんの友達のシロって言います。彼にはバイトを紹介してもらった恩があるんで、大掃除の手伝いくらい、いくらでも。はい、喜んで』


持ち前の要領のよさで、あっと言う間に大我のお母さんと打ち解けるシロ。


――そうして結局、大我とシロの休みが重なった2日後の今日、ここM市の別荘にやって来たというわけ。


しかも、土曜日で会社が休みのあたしまで、なぜか同行して。

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