運命のヒト
「再会があと3ヶ月遅ければ、あたしが彼の奥さんになることは叶わなかった。
自分はなんて運がいいんだろうって、神様に感謝したの」
そんな考え方を、あたしは到底思いつかない。
隣で黙っているシロも、たぶん自分と照らし合わせていたんだろう。
「今日はデート?」
空気を変えるように、カラッとした声でオーナーさんが訊いた。
「はい」
「じゃあ、この近くの教会に行ってみるといいわ。小さいけど素敵な建物だから」