運命のヒト

俺は無我夢中でお前の腕をつかんだ。すぐ目の前を、猛スピードの車が横切っていった。


とにかくあのときはホッとしたよ。事故を防ぐことができて。


でも、我に返って、あれ?と思った。

なんでわざわざ助けにきたんだろう?って。


だって日記には、「ひかれそうになった」て書いてただけで、実際ひかれないのは知ってたはずなのに……。


そのとき、ハッとしたんだ。

日記の続きを思い出して。

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