運命のヒト
目が覚めたら公園のベンチで、近くにお前がいた。
あのときの気持ちは、自分でもうまく言葉にできない。
22歳の美園は、すっかりキレイな女の人になってたよな。
年相応の恋愛経験をつんで、それなりに女のズルさも身につけて。
でも、心の真ん中にはまだ、純粋な少女の部分を持ってた。
俺はお前にドキドキさせられっぱなしだったよ。
これ以上関わっちゃダメだ、早くもとの時間に戻らなきゃ、そう思いつつも離れられなかった。
でもさ、お前にだって責任はあるんだぜ?
大人のくせにあいかわらず危なっかしくて頼りなくて。あげくの果てにはヤバい不倫男に引っ掛かってたんだから。
あんなの俺が見たら、ほっとけるわけないじゃん。