運命のヒト
正直怖かった。どうなってしまうんだろうって。
だけど自分の意思ではどうにもできない。
とうとう襲ってきたタイムスリップの感覚に、俺は美園との永遠の別れを覚悟して、時間の中に飛び込んだんだ――。
――……そのあとのことは、美園も知ってる通りだよ。
2012年。
冬の公園。
午前0時。
時計台の下。
そう、俺の“大失敗”は……お前の日記にも書いていない時間に飛んでしまったこと。
あのとき1度だけ、過去じゃなく未来に飛んだんだ。