運命のヒト
それから俺は、悩みに悩んで、このメールを書くことに決めた。
どうせお前らは俺をすぐに忘れるんだから、わざわざこんなツラい話、伝える必要ないんじゃないか。
そう考えたりもしたけれど。
でも、記憶は消えても影響は消えないだろ?
俺のことを忘れても、出逢うたびに恋してくれた美園。
俺が死んだことを伝えなければ、美園はこれからも心のどこかで俺を引きずってしまうかもしれないから。
俺はさ、お前たちに“今”を生きてほしいんだ。