運命のヒト
意識が戻った俺は、病院のベッドで、自分が昏睡状態だったことを聞いた。
じゃあ、あの日々は夢だったのか?ってもちろん最初は考えたよ。
けど、やっぱ納得できなくてさ。
だって愛しいんだよ、お前らの顔を思い浮かべると。
少し体が動くようになったころ、携帯のデータフォルダを開いてみた。
そこには、たくさんの時代の美園が写っていて……。
ものすごく不思議な出来事だけど、あれは現実だったと確信できたんだ。