運命のヒト
缶ビールで再び乾杯してくるシロに、あたしは思わず表情をゆるめた。
彼の軽いノリが最初は人をバカにしているように見えてたけど、今は不思議とそんな風に感じなくて。
「よしっ」
あたしは勢いよく立ちあがった。
「飲もう! ワインもあるから、ぱーっと飲んじゃおう!」
「おぅ」
赤ワインとグラスを2つ持ってきて、なみなみとワインを注ぐ。
明日は土曜だし、二日酔いでつぶれてもかまわない。今夜はとことん飲んじゃおう。