桜、雪、あなた
その言葉に
「…や、でも…」
そう言って
ずっと伏せていた顔をあたしが上げると
真っ直ぐあたしを見つめるヨウスケくんと目が合った。
ヨウスケくんの瞳が、
真っ赤に充血していた。
『ヨウスケくんも
きっと寝ていないんだ』
すぐにそう思った
眠れなくさせる程
あたし…
ヨウスケくんに
迷惑かけちゃったんだ…
「………ごめん」
ごめんね
「何がごめんだよ、いいから行くぞ?な?」
あたしのせいで
「うん…」
迷惑かけちゃって
「あ、ミオちゃん」
………それなのに
「はぐれるなよ?」
「………」
ヨウスケくん、ね
「ミオちゃん歩くのおせーからなぁ」
って
笑いながら言うと
「足元、気をつけれよー」
「…ん、」
歩くのが遅いあたしに合わせて
ゆっくりと
歩いて、
くれたの