桜、雪、あなた
周りの友達はどんどん
結婚して
子供ができて
ママになって
カッコいいダンナさんと幸せな家庭を築いるのに。
独身の子達だって何だかんだ婚活したり
旅行に行ったり
習い事をしたりして自分磨きに励んだりしているのに。
あの日から何日も何ヵ月も経っているのに
あたしはいつまでも立ち止まったままで
あの時のまま
一歩も
動けずに いた。
もし、あの時ちゃんと
『ミオちゃんといて楽しかったよ』
って
『ミオちゃんと過ごした時間は無駄なんかじゃなかったよ』
って
聞く事ができていれば
何かが変わっていたかも知れないー
そんな事を考えてばかりだった。
知り合った男の子たちはみんな優しくて
素敵な人達ばっかりで
…だけど、
残念ながら
あたしはヨウスケくんじゃないと
どうしても ダメ みたいで。
…笑顔を、
笑い声を、
いつもヨウスケくんと重ねてばっかりだった。
…しまいには
合コンの二次会の場所が
あのダイニングバーだった時には
耐えきれずに帰り出す始末。
『あたし最悪。』
…自分が思っていた以上にヨウスケくんの存在がこんなにも大きいものだったなんて
離れてから気付くなんて思わなかった。
だからこそ、
『本当にヤバいな』
そう、
焦り始めている時だった。