桜、雪、あなた
「…返事は急ぎですか?」
「んー できるなら…と、いうかあたながイエスと言ってくれる事を前提にこの話は進んでいるんだけどね?」
「え、え、え、」
ちょ、ちょ、…て、ゆーか
「もちろんっ!移動するのにそれなりの条件は聞くし、昇給もちゃんと考えているから」
「は、はぁ」
つーか!!オバサン!
もうそれって
行けって言ってるのと…
「わかりました」
同じじゃんっ!!!!
まじばかじゃん!!
「うん、悪い話じゃないから前向きに考えてみてね」
「…はい」
…確かに昇給は嬉しいけど
(この会社ケチだし)
「いい返事、期待してる」
期待してくれるのも
嬉しいけど、さぁ…。
(人使い荒いくせに)
その後、
あたしのビミョーな返答を前向きに捉えたのか
事業部の人は満足そうな顔をするとその日の夕方
時間に追われるように
よろしくね
と、
最後に押しの一言を残して足早に東京の本社へと帰って行ってしまった