桜、雪、あなた
「……ごめんなさい…」
「………」
忘れられなくて
ただ辛くて
ひたすら
思い続けていた日々が、
どうして
わかっていたはずなのに
傷つくだけなのに
どうして
言ってしまったんだろう。
また
後悔し続ける日々が
あたしにやってくるのだろうか
「ミオちゃん…」
さらに後、1歩と
ヨウスケくんがあたしに近づいてくる
ぐっと縮まったあたしたちの距離
白いふたつの息が混ざり合う
そんなヨウスケくんと
あたしの間に距離は
もう、
なかった。
「…へへっ
本当ごめんねっ?」
あたしは涙を必死に拭った
「…ミオちゃん」
ーと、
その瞬間
だった。
あたしの
頭の上に置かれたままだった
ヨウスケくんの
手が、
腕が…
「ヨウスケくん本当、ごめんね…」
「……っ…」
ーあたしの返事か、
ヨウスケくんの腕か。
どちらが早かったのかー
「…わっ……」
ほぼ同時だったのかー。
突然、
「……ミオちゃん…っ…」
ヨウスケくんの腕に
力が
入って
あたしの
冷えきった体が―
頬が―
雪で濡れた
冷たくなった
ヨウスケ、くんの…
「…泣かせてばっかりで」
胸の中に
「ごめんな」
気が付けば
あたしは
抱き締められて いた…ー