桜、雪、あなた
「…おれ……」
ギュッ
「………」
少しずつ
「…今までずっと
色んな子達と出会ってきてアイツと勝手に比べて、ヘコんで」
「…う、うん……」
強くなっていく
あたしを
抱き締める
ヨウスケくんの腕が
「ミオちゃんの気持ちに気付いた時もやっぱ、そうで」
「う…ん」
ヨウスケくんから
聞こえる
鼓動の速さが
「なのに、ああやって自分でミオちゃんを遠ざけたのにさ、」
「うん」
その中で微かに香る
「離れねーの
それからずっと。」
「…う、ん」
「ミオちゃんの笑顔とか、声とか全部」
「………」
香水の残り香が
「…探すんだよ。
お互い避けてるからそう簡単には会わないはずなのに…いるかもしれないって探すんだよ。」
何故だか不思議と
愛しく、
感じて…ー
「…うん」
相変わらず降り続ける
雪は
止むことを知らずに…ー