桜、雪、あなた
それから少しして
ガバっ!
と、
起き上がったヨウスケくんは
「うわうわうわっ!」
「まじ寝てた!」
「本当ごめん!すみません!!」
「ごめんっっ!!!!」
物凄い勢いであたしに謝ってきた
「いやいや、寝てなって言ったのあたしだし、別に気にしてないから大丈夫だよ?」
「いやいやいや!そんな問題じゃねーよ!主役差し置いて飲んだあげく寝るとかナイだろ?!」
「でも飲むの進めたのあたしだ…「いーーーや違うっ!!!!」」
…と、
まぁーあたしの話を全く聞いてくれなかった。
そして、その後もずっと
まじでごめんっ
うーわー何かヘコむわー
最低なおれで本当ごめんっ
…こんな感じでしつこい位謝りまくってきたヨウスケくんに
さっすがのあたしも苦笑いしながら
「わかったわかった」
と、
言い続けていた。
すると
後もう少しで市内に入るかな、位の所で
「…てか、こんなんだったらお祝いじゃなくてお詫びって感じになっちゃってすげー嫌なんだけど…」
ぼそっと
ヨウスケくんが言った
「えー?なぁに?今度は何ですかー?」
あたしはハンドルを握ったまま
少し呆れた声で真っ直ぐ前を見たままヨウスケくんに返事をした
「あのなー」
「んー? なぁに?」
「前さ、ミオちゃんが1回行ってみたいって言ってた見た目すげーお洒落な居酒屋あんじゃん?」
「あー、うんうん」
は?あたしそんな事言ったっけ
「そこ今日予約入れといたんだ」
「うん…?」
「だから夜、メシそこ行こうな?」
あーご飯ね、うん。いいねぇ
…って。
「…えーっ!!うっそ!いーよいーよ!」