桜、雪、あなた



『彼女さん これから頑張って下さい』

ーと、
あたしが彼女さんに心の中でエールを送りながらしんみりしていると
突然ヨウスケくんが膝を叩きながら



「…してさ!話変わるんだけどミオちゃん」

「うん?」

「次遊ぶ時、初!宅飲みしね?」

と、
言ってきた。



「えっ?!」

「あ!ほらまたミオちゃん!」

「…あっ!ぅわおっ!…」



突然のお誘いに
あたしは危なくまたタバコを落としかけてしまって、ヨウスケくんに

危ねぇなー

なんて苦笑いで言われてしまった。

(誰かこのすぐ動揺するクセどうにかしてっ!!涙)



「俺から言うのもあれなんだけど、なんだかんだ今までおれ彼女いたから互いの家の行き来は避けてたじゃん?」

「あーうん…」



そ、そりゃそうだよ!当たり前じゃないか!!



「だからっ!さらに親睦深めるために次おれん家来いよ」

「!!!!!!」



嘘っ!!



「…まじで?!」

「まじまじ」



うそー!うそー!



「えーー!」

「つーか何でそんなテンションあがってんだよ」

「えーだって!」



だってだってだって!


ヨウスケくんのお家に行けるなんて…
テンション上がらないはずがないじゃんかっ!



「ははっミオちゃんて本当忙しい子だな」

「へっ?なんで?」

「表情コロコロ変わりすぎ」

「そ、そう?」

「おー見てて飽きねーわ」



…むむ。今あたし誉められたのかな?



「…誉め言葉?」

「おーそんな感じ」



やった!



「何かしっぽ振ってついてくる犬みてぇ。」

「それ、誉め言葉と違うじゃん」

「ばっか。ちげーよ。かわいいって事だろ」



!!!!!!

か、か、か…
かわいい…って!!!!


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