羽田くんとうさ子の関係。




「羽田くんのおかげでいっぱい楽しい思い出ができました」



いつも、うさ子うさ子と言って可愛がってくれた羽田くん。


テトリスが上手いと自慢すれば次の日はテトリスを勝負して初心者の羽田くんに負けたこともあった。


ゴミを捨てる所で背中を押してゴミの山に羽田くんを入れたこともあった。


どっちが字が綺麗か佐伯くんやお客さんに採点してもらったこともあった。



小学生みたいなやりとりをした思い出はまだまだたくさんある。




「羽田くん、あたし」


前にある大きな背中が歪んで上手く見えない。




あ…あたし泣いてるんだ。




「羽田くんとバイトできて本当に楽しかったです」



少し震えた声で言った、感謝の言葉。


泣いてるのバレたかな…?



心配になりながら背中を見つめる。



「うさ子」



「…はい」



「上、見てみろよ」



羽田くんが上を指差す。


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