恋の魔法と甘い罠
だけど和泉さんはそんなあたしにやさしい声で話しかけてきた。
「涙は止まった?」
「……はい」
「そっか……少しはすっきりした?」
「……はい」
「それならよかった」
そう言って頭をやさしくぽんぽんと撫でる。
その仕草に、その柔らかい声音に、どきんっ、と心臓が跳ねた。
そしてあたしの頭に乗せられた手が、そのままジョッキを掴んでビールを飲んでいる気配を感じながら、顔を伏せたまま視線だけを上げて隣に座る和泉さんを盗み見る。
そしたらゴクゴクと喉をならしながらビールを煽っている姿が目に飛び込んできた。
和泉さんって、ただそれだけの仕草にも色気を感じてしまうほどカッコイイ。
なんて思いながら、いつの間にかじっと見ていたらしく……
「ん? 何?」
とこっちに視線を向けてきた。
盗み見たつもりが、和泉さんはちゃんと気付かれていて、
「いえっ! 何でもないですっ!」
慌ててそう口にすると、和泉さんはふっと微笑んだ。
「涙は止まった?」
「……はい」
「そっか……少しはすっきりした?」
「……はい」
「それならよかった」
そう言って頭をやさしくぽんぽんと撫でる。
その仕草に、その柔らかい声音に、どきんっ、と心臓が跳ねた。
そしてあたしの頭に乗せられた手が、そのままジョッキを掴んでビールを飲んでいる気配を感じながら、顔を伏せたまま視線だけを上げて隣に座る和泉さんを盗み見る。
そしたらゴクゴクと喉をならしながらビールを煽っている姿が目に飛び込んできた。
和泉さんって、ただそれだけの仕草にも色気を感じてしまうほどカッコイイ。
なんて思いながら、いつの間にかじっと見ていたらしく……
「ん? 何?」
とこっちに視線を向けてきた。
盗み見たつもりが、和泉さんはちゃんと気付かれていて、
「いえっ! 何でもないですっ!」
慌ててそう口にすると、和泉さんはふっと微笑んだ。