恋の魔法と甘い罠
そして、
「はい」
と目の前に出されたのはあたしがここでよく飲んでいるミルクティーで。
なんであたしの好きなものがわかったんだろうと顔を上げると、
「前にここでそれを飲んでいただろ?」
前に……
和泉さんとここで会ったのは、一昨日残業していたときに慎也さんと偶然会って話していたとき。
確かにあのとき、ミルクティーを飲んでいた。
だけど普通そんなことを覚えていないよね。
ということをあたしが考えていると気付いたのか、和泉さんは苦笑しながら口を開く。
「癖なんだよ」
「えっ」
「人のことを観察する癖。営業やってるとさ、人の特徴とか好みとか……そういうものを無意識に探って頭の中にインプットしちまうんだよ」
そう言って、窓際にある椅子に腰掛けてから缶コーヒーのプルタブをプシュッと開けてそのまま口に運んだ。
「はい」
と目の前に出されたのはあたしがここでよく飲んでいるミルクティーで。
なんであたしの好きなものがわかったんだろうと顔を上げると、
「前にここでそれを飲んでいただろ?」
前に……
和泉さんとここで会ったのは、一昨日残業していたときに慎也さんと偶然会って話していたとき。
確かにあのとき、ミルクティーを飲んでいた。
だけど普通そんなことを覚えていないよね。
ということをあたしが考えていると気付いたのか、和泉さんは苦笑しながら口を開く。
「癖なんだよ」
「えっ」
「人のことを観察する癖。営業やってるとさ、人の特徴とか好みとか……そういうものを無意識に探って頭の中にインプットしちまうんだよ」
そう言って、窓際にある椅子に腰掛けてから缶コーヒーのプルタブをプシュッと開けてそのまま口に運んだ。