恋の魔法と甘い罠
だから今のあたしの正直な想いを口にした。



「あたしは今の和泉さんをひとりにしたくないです。あたしが、傍にいてあげられたらって……傍に、いたいって、思っています。

そう思うことは、迷惑ですか?」



あたしの言葉に瞳を大きく見開いた和泉さんは、そのまま視線をふいっとそらして小さく息を吐く。



「おまえ、無自覚?」


「え?」



意味がわからなくて首を傾げたあたしに、



「煽っているとしか思えねぇ」



和泉さんは溜め息混じりにそう言って、残っているビールを一気に飲み干した。


そしてまたあたしに視線を戻して、あたしの心を探るようにじっと瞳を見つめてくる。



「玲夢は、俺のことが好きなのか?」


「えっ」



予想外の質問に、どきんっと大きく胸が高鳴った。
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