恋の魔法と甘い罠
けれど、そういうキスを繰り返すだけで、それ以上はなにもしなくて。


和泉さんが触れてくるだけで、身体中が熱くなってきてそれだけでは満足できなくなってきてしまった。


そしてもっともっと深いキスが欲しくなってきたあたしは、和泉さんの首に回した腕にぎゅっと力を入れて引き寄せる。


そして、いつの間にかあたしは無意識に押し付けるようなキスをしていて。


そのまま隙間を縫うように和泉さんの咥内に舌を滑り込ませていた。


そこまでやってしまったら、もうどうにでもなれと言わんばかりにすぐにぶつかった舌に自分のそれを絡める。


と言っても、こんなことをしたことがないから、凄く下手くそだと思う。


けれど、様子をうかがうようにうっすらと目を開けたら、そこには瞳をやさしく細めている和泉さんがいて。


うまくできなくても和泉さんはきっと喜んでくれている……そう感じて、下腹部辺りがじんっと疼いた。
< 347 / 357 >

この作品をシェア

pagetop