恋の魔法と甘い罠
そのあと、何度か食事へ行くようになった。


そして三度目の食事のあと、誘われるがままに慎也さんに抱かれた。


その頃には、憧れが好きという感情に変わっていた。


だから、抱かれたいと思った。


慎也さんも、「好きだ」「愛してる」という言葉をくれたから。



それからは、周りには秘密にしながら付き合うようになった。


オフィスラブは周りに知られると厄介らしく、そういうことに疎いあたしは、慎也さんが言った言葉をそのまま信じていた。
< 4 / 357 >

この作品をシェア

pagetop