恋の魔法と甘い罠
すぐにパソコンの電源を落として、財布を手に取る。
そして、紗羽さんと二人で社ビルのすぐ傍にある定食屋さんに入った。
外で食べるときは必ずと言っていいほど、ここに入る。
会社から近いし、食事を注文してから出てくるまでがめちゃくちゃ早いし、なんといっても凄く美味しいし。
中に入ると、社ビルに入っている会社の社員で一杯で座る場所を探すのも苦労した。
でもラッキーなことに、相席だったけれど二席空いていたので、そこに向い合わせで腰掛けて、紗羽さんもあたしも日替わりのサバ味噌煮定食を注文した。
「玲夢ちゃん、あたしでよかったらなんでも話してね。できることなら力になるよ」
お茶を、ずずず、とすすりながら、紗羽さんがそう声をかけてくれる。
ほんとは誰かに話したい。
今のあたしの胸の内を聞いてもらいたい。
だけど、ただの内緒の恋というだけでも話しづらかったのに……それだけじゃなかった。
慎也さんに奥さんがいるってことは、知らなかったとはいえ、不倫をしていたことになるんだ。
その事実があたしの心に重くのし掛かってきて、さらに話しにくくなってしまったんだ。
そして、紗羽さんと二人で社ビルのすぐ傍にある定食屋さんに入った。
外で食べるときは必ずと言っていいほど、ここに入る。
会社から近いし、食事を注文してから出てくるまでがめちゃくちゃ早いし、なんといっても凄く美味しいし。
中に入ると、社ビルに入っている会社の社員で一杯で座る場所を探すのも苦労した。
でもラッキーなことに、相席だったけれど二席空いていたので、そこに向い合わせで腰掛けて、紗羽さんもあたしも日替わりのサバ味噌煮定食を注文した。
「玲夢ちゃん、あたしでよかったらなんでも話してね。できることなら力になるよ」
お茶を、ずずず、とすすりながら、紗羽さんがそう声をかけてくれる。
ほんとは誰かに話したい。
今のあたしの胸の内を聞いてもらいたい。
だけど、ただの内緒の恋というだけでも話しづらかったのに……それだけじゃなかった。
慎也さんに奥さんがいるってことは、知らなかったとはいえ、不倫をしていたことになるんだ。
その事実があたしの心に重くのし掛かってきて、さらに話しにくくなってしまったんだ。