恋の魔法と甘い罠
そんなあたしに深く追求することなく、今度は少し明るい声で



「今日は外にランチしにいく?……といっても、いつもの定食屋だけどね」



紗羽さんもあたしもいつもは社内食堂で済ませているのに、気分転換と言わんばかりに紗羽さんはそう声をかけてきた。


何かあったときには、紗羽さんはいつもそれに気付いてこうやって気にかけてくれる。


凄く気のきく人だと思う。


まあでも、あたしが分かりやすいのもあるのかな。よくそう言われるし。


だけどやっぱり、そんな紗羽さんの気遣いが凄く嬉しくて



「ランチ……いきます」



気付いたら、そう答えていた。
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