Love...Twins
ある日の事件
「美羽ちゃん、あたし勇羽くんに告白しようと思う、、、」

あたしと勇羽が距離をおくようになってから、3週間ほど経ったある日の放課後
亜優ちゃんがあたしにそう言った。

「そっか、、、頑張って!亜優ちゃんならきっと大丈夫だよ。」

あたしは亜優ちゃんを応援することで、勇羽と距離をおくことで、勇羽への想いを胸の奥へ奥へ押し込んでいた。

「ありがとう。頑張るね!」

亜優ちゃんはそう言って教室を出て行った。
きっとこれから勇羽のところに行くんだろうな。
だけど今なら亜優ちゃんに幸せになってほしいと、そう思える。

あたしは1人で家に帰っていた。
今日は少し学校に長居したから、外は暗くなり始めていた。

「今日は1人なの?彼氏は?」

後ろから聞こえた声は青龍の3人組。
どうしてこうタイミングが悪いの?
勇羽がいないと怖いよ、、、

「勇羽とはもう、、、」
「え?別れたの!?」
「わ、別れたっていうか、、、」
「ちょっとついてきなよ」
「キャッ!!」

あたしは3人に腕や口を抑えられて人影の少ない建物の裏に投げ飛ばされた。

「俺たちとキモチいいことしない?」

あたしは怖くて声が出せない。
いくらあたしでも今からなにされるかくらい分かってる。

3人のうちの1人がしゃがんであたしに近づいてきた。
あたしは目をつぶって相手の肩を押すけど、そんなのなんの抵抗にもならない。
名前もしらないこんな人達に犯されるなんて絶対ヤダ!

あたしの制服のボタンに手がかけられた。
ひとつひとつボタンが外される。

もう1人がスカートのファスナーに手をかける。
ワイシャツのボタンが全部外されて、あたしのブラがあらわになった。

勇羽、、、助けて、、、!!
勇羽、、、

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