Prisoner of Love ~全ての恋愛が失恋だとしても~
今度はおとなしく田中も引き下がったので
真実も酒の肴に箸を伸ばして更にフォローを重ねた。

「だいたい、貪るように求められたのなら
 それは必ずしも不幸な事だとは思わないんだけどな…」

何気ない真実の呟きに、三杯目のビールを呑み掛けていた田中が
噴きそうになった。
「むむむむむ貪るようにだなんて…」
グラスを両手で抱えるように持って
再び田中の顔が紅潮する。
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