Prisoner of Love ~全ての恋愛が失恋だとしても~
そんな田中の脇で立ち止まった早川が片目を閉じて後頭部を掻く。
「あー………ちょっと色々あったみたいで…」
「先輩っ、大丈夫ですってばっ」
何か事情を知っているらしい早川に、挙動不審な田中を見て
真実は少し押し黙った。
「……………んー…」

「室長?」
今度は逆に田中の方が真実を覗き見る。
「何か悩んでいる事があるのなら、私も話聞きましょうか?
 力になれるかどうか分からないけれど…」
真実は優しく田中に尋ねた。
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