キミノココロ
[*音夜Ver.*]

「おっ…と…」

詩音に見覚えがある女がぶつかってきた。

「あ…あああのっ!
すすみませんんん!」


詩音にぶつかった
女は、噛みながらもペコペコと頭を下げる。


「ぷっ…」


クスクスと詩音が笑うと、その女は
林檎みてぇに顔を赤くする。


「林檎ちゃんサイコー!
超可愛いし!オレ、この子にするっ!」


詩音が抱きつくと、
余計に顔を赤くする。


って…
アイツ、『林檎』って
名前なのか?


「ちょっと!
音色に触らないで!」


オレが女の名前のことを考えていると、
詩音が女の友達に叩かれていた。


「痛ってぇ〜!
って!アンタも可愛いじゃん!
オレと付きあ…」


「詩音!
これでいいかな?」


詩音が言葉をいいかけたが、
見事に掻き消された。


掻き消した相手は
『楽斗』だった。
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