【完】短編集~幼馴染み~
「付き合うの?」
「付き合わないよ」

紗季姉も俺と同じように寝そべった。

…パンツ見えっぞ。
…見えてはねぇけど。

「紗季姉、もし、俺が紗季姉を好きっつったら、どうする?」

「え~?風馬があたしを好き??」

こいつ…信じてねぇな。

俺は紗季姉の上へ跨った。

「ちょ…ふ…ま?」

「…ずっと、俺、紗季姉のこと好きだったんだよ?
紗季姉、知らなかったでしょ。
彼女作んないのも、紗季姉が好きだから。
なぁ、紗季姉。
無防備に寝んな。
この前、俺おかしくなりそうだったんだからな」

「ちょ…風馬…どいて…」

俺はそんな紗季姉の願いを無視した。

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