【完】短編集~幼馴染み~
今日はめずらしく史くんが授業に出ている。
いつもはたまに出たり、サボったりなのに。
まぁ、授業にでても寝てるんだけどね?

「古暮、今日お前どうした?午前の授業全部出てるな?」
「別に。つーか、出てる方があんたらにとってもいいっしょ」
「ま、まぁな。じゃぁ授業を始める」

ホント、今日の史くんどうしちゃったんだろ。
授業も寝てないし…。

チラッと史くんを見ると、頬づえをつきながらこちらをじっと見ていた。

「ど、どうしたの?」
「……可愛いなー、眞流」
「なッ……!!??/////」
思わずたってしまった…!

「どうしたー原田」
「な、なんでもないです。スイマセン…」

は、恥ずかしい…。

「はぁ…」
ため息をつくと、
「ハハっ、バーカ」

うっ…、笑顔が眩しい…。

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