【完】短編集~幼馴染み~
「あ~おい♪おはよ!ため息ついて、どうした?」
「…夏弥。おはよう。なんでもないよ」
この子は東夏弥<アズマカヤ>、あたしの親友だ。
「そ?そういえば、今日転校生来るんだって♪イケメンかな!?」
「夏弥ってば、まだ男の子が来るって決まったわけじゃないんだから」
「あたしの直感!絶対男だよ」
「もう、そんなことばっかり言って。隼人くんに言いつけちゃうよ?」
「それはそれ。これはこれよ♪」
「…そうっすか」
みての通り、サバサバしてハッキリしている性格の夏弥。

まさか、夏弥の直感が当たるなんて、思わなかった。


まさか、アイツだなんて、思わなかった……。


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